ペットも人間も嬉しい間取り

・ペットも家族の一員
猫や犬を飼うということは、毎日を、一生を共に生きていくということ。
散歩や掃除などの毎日の世話に加えて、仕事に出ている時、旅行に行く時、急な外出の時など、
不在時のこともきちんと配慮する必要があります。
さらに、引っ越しや家族構成の変化があっても、ずっと一緒にいられるか。
猫や犬が歳をとったら、そばで介護ができるかも考えなければなりません。
毎日一緒にいること、ずっと一緒にいること。それが、猫や犬たちとの約束です。
その思いがあれば、猫や犬との暮らしは、きっと人生を豊かにしてくれるでしょう。
ペットも家族の一員だからこそ、間取りを考える時は「ペットも快適に暮らせる家」を目指したいものです。
人間にとっては望ましいものも、ペットにとっては心地よくない・危険だ、ということがあります。
人間とペットの違いをご説明したうえで、お互いに気持ちよく生活する家のヒントをお伝えしますので、
よりよい「ペットと暮らす家」作りにお役立てください。

・ペットのご飯と水飲み場は?
愛するペットのご飯と水飲み場は、動線から少しずれた場所に設けます。
もしペットがご飯を食べている最中、子供が手を出したら、ペットが興奮して暴れる恐れがあります。
でも動線から少しずれた所にご飯を食べる場所があれば、ペットも安心して食事をとることができるでしょう。

・トイレスペース
トイレスペースも、忘れてはいけません。
トイレスペースは、家族から見えない場所に設置するようにしましょう。
家族から見える場所にトイレスペースがあると、良い気分はしないものです。
またペットにとってトイレは、非常に大事な意味を持ちます。
プライベートに関わることは、人間もペットも他の人に見られたくないものです。

・階段は緩やかに作る
ペットの身体に負担をかけないためにも、一緒に生活をする住宅では、階段を緩やかに設置するといいでしょう。
そうすることで、ペットたちのやわらかい肉球にも負担がかからず、飛び降りたときの足腰への衝撃も
最小限におさえることができるのです。